歯石が付きやすいのは「小型犬」と言われますが
その理由の一つが「唾液が少ないこと」です。
口内の洗浄に唾液は【汚れを洗い流す】という重要な役割があります。
その他、消化や雑菌の繁殖を抑える役目があり、
口内環境を整えて歯垢や歯石、歯周病を予防します。
なので唾液の多い大型犬と比べて唾液の少ない小型犬は
歯周病になりやすいと言われています。
人間の赤ちゃんがたくさんよだれを出しているのは、
まだ上手に口腔内を自分できれいにはできないので
唾液が助けているそうです。
カラダの仕組みってすごいですね!
また人間の歯が32本に対し、ワンコの歯は
大型犬、中型犬、小型犬と関係なく42本。
小型犬になるとそれだけ小さなお口に歯が密集しています。
歯周病になりやすいケースは下記のような場合と言われています。
☑ 歯が小さくて歯間の狭い小型犬
☑ 歯磨きなどマウスケアをしていない
☑ 病気や年齢により免疫力が落ちている場合
☑ 唾液量の少ない、いつもハァハァ呼吸の激しい犬(ドライマウス)
☑ 乳歯が残ったまま永久歯が生えていて歯と歯に隙間が少ない箇所
日本では小型犬が殆どです。ワンちゃんの平均寿命も延びているので
「歯周病」のワンちゃんが増えているのだと
歯科専門の獣医師さんはおっしゃっていました。
犬を飼うにあたり、「歯みがき」の必要性を知ってはいても
実際には、なかなか出来ないケアの一つです。
また歯からなる病気の怖さは、なかなか実感しずらいものです。
小型犬でマウスケアをしないで【歯石がつかない】って
殆ど無いと思うので、なるべく早くから
お口を触る習慣をつけてあげて欲しいな~と思います。
また【発信】することで少しでも多くの人に伝わると
良いなぁと思っています。
殆どの飼い主さんが【もっと早くからやってあげていれば】と
後悔しているので、、、、。
お口を触っている、見ていると奥歯に歯石が付き始めた場合に
早く気が付きます。
ワンちゃんの奥歯、ぜひチェックされてみてください♪
【上の写真が3歳、下の写真が4歳のミニチュアシュナウザー】
2頭とも同じオーナーさんです。毎日、歯磨きをされています。
3歳の仔は奥だけ厚めの歯石が付いていました。
歯石が石のように固いタイプです。奥歯以外は細かい側面などに
歯石が付いていましたが、歯磨きしているのと年齢も若いので
キレイです。
下の4歳の仔は、唾液がとても少なく歯石が付きやすいです。
歯石も石のようなタイプではないので
奥歯も歯ブラシで取れやすいのか歯磨きしている部分はキレイです。ブラシがあたりにくい下の歯などは付着しています。
いつも歯をチェックしているオーナーさんなので、
気になっていたらしく、当店の事を知ってすぐに
ご来店くださいました♪
3歳、4歳、5~6キロのワンちゃんでケアしていてもこの位
歯石が付着するものです。
(写真の掲載はオーナーさんの許可を頂いています)
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